千葉

千葉

駅徒歩4分、庭のある一階へ|流山おおたかの森で共働き家族が見つけた「急がない朝」

朝七時二十分。由衣がオンライン会議の資料を確認している横で、夫の亮介は娘の水筒を探し、四歳の紬は「靴下が片方ない」とソファの周りを回っていた。都内の賃貸マンションで暮らしていた頃、平日の朝はいつも小さな競争だった。エレベーターを待ち、混み合...
千葉

潮風が運ぶ色を染める家|南房総・千倉の古民家で始めた植物染めの工房暮らし

東京のアトリエで二十年近く布を染めてきた植物染め作家の美緒は、いつからか、自分の仕事から季節が抜け落ちていることに気づいていた。朝、地下鉄に乗り、窓のない作業場で媒染液を温め、夕方になると同じ道を戻る。手元には桜色や若草色の布が重なっていく...
千葉

母の部屋を、必要になる前につくった。40代夫婦がおゆみ野の中古戸建を選んだ理由

母から電話がかかってくる回数が、少しずつ増えていた。「電球が切れた」「病院まで車で送ってほしい」。一つひとつは小さな頼みごとだ。それでも46歳の高校教師・修一と、44歳で介護職の妻・恵には、数年後の暮らしを考える合図に思えた。二人に子どもは...
千葉

夜勤明けに「おかえり」が聞こえる。38歳の看護師が新浦安の築古マンションを選んだ理由

午前九時を少し回ったころ、真紀は新浦安駅の改札を抜けた。夜勤明けの身体には、朝の光が少しまぶしい。けれど、駅から家まで歩く時間が七分になってから、帰り道を長いと感じることはなくなった。真紀は38歳。浦安市内の病院で看護師として働き、小学四年...
千葉

大手企業勤務の39歳が海浜幕張の中古タワマンを選んだ理由。都心に1億円払わないという選択

「来年で住宅手当、終わるんだよね」夫がそう言ったのは、娘が寝たあとのことだった。夫は39歳。新卒から17年間、大手電機メーカー系の会社に勤めている。いわゆるJTCと呼ばれるような会社だ。転職経験はなく、現在は事業企画部の課長代理。勤務先は幕...
千葉

金利が上がるなら、今買う ── 流山市江戸川台5,390万円と、ある夫婦の決断

「長期金利が3%目前」というニュースをスマートフォンで見た夜、夫の大輔は妻の麻衣に「そろそろ決めようか」と言った。ずっと「もう少し待てば」と思っていた。でもその夜は、待つことの意味が見えなくなった。変動か固定か、という問い大輔は34歳、柏の...
千葉

この街を選んだのは、子どものためだけじゃなかった ── 流山おおたかの森、ある夫婦の新築戸建て

この街を選んだのは、子どものためだけじゃなかった ── 流山おおたかの森、ある夫婦の新築戸建て「流山はどう?」と妻の麻衣に言ったのは、夫の賢司の方だった。「子育てに人気の街でしょ、知ってる」と麻衣は答えた。「でも私たちが住みたいかどうかは別...