50代

千葉

潮風が運ぶ色を染める家|南房総・千倉の古民家で始めた植物染めの工房暮らし

東京のアトリエで二十年近く布を染めてきた植物染め作家の美緒は、いつからか、自分の仕事から季節が抜け落ちていることに気づいていた。朝、地下鉄に乗り、窓のない作業場で媒染液を温め、夕方になると同じ道を戻る。手元には桜色や若草色の布が重なっていく...
埼玉

海外で車を描いてきた男が、大宮へ帰った。5,380万円のガレージ付き住宅で父と始める第二の暮らし

二十七年間、長谷川修一は車の線を引き続けてきた。大学卒業後に自動車メーカーへ入り、四十代からはドイツのデザイン拠点で働いた。ヘッドライトの角度を一ミリ単位で調整し、まだ名前もない次世代車の輪郭を何百枚も描いた。仕事は刺激的で、海外での生活も...
神奈川

世田谷の戸建を売り、海まで徒歩6分の秋谷へ。50代夫婦が5,299万円の家で始めた第二の暮らし

世田谷の家には、家族四人の時間がそのまま残っていた。浩一、56歳。妻の恵、54歳。二人の子どもは独立し、4LDKの戸建には使わない部屋が増えた。便利な街で、近所付き合いもある。住宅ローンも終わりが見えていた。それでも二人は、空いた部屋を守る...
東京

子どもが巣立ったあと、犬と暮らす家を選んだ。50代夫婦が東雪谷の2SLDKへ住み替えた理由

娘が家を出てから、食卓に空席がひとつ増えた。健一は53歳、美穂は51歳。二人は長く住んだ賃貸マンションで、夫婦だけの生活を始めていた。静かになった家は気楽でもあり、少し広すぎるようにも感じた。そんなある日、美穂が保護犬の譲渡会から帰ってきて...
東京

寝室は別にした。50代夫婦が練馬区の3LDKへ住み替えた理由

「寝室、分けない?」妻にそう言われたとき、夫は少し驚いた。夫は55歳。妻は53歳。結婚して28年になる。子どもは二人いたが、長男は就職して家を出て、長女も結婚して別の街で暮らしている。今は夫婦二人きり。住んでいるのは、練馬区内の4LDKの戸...
埼玉

次の家は、最後まで住める平屋に。50代夫婦がせんげん台で選んだ駅徒歩5分の新築戸建て

「この家、あと何年住むんだろうね」妻がそう言ったのは、二階のベランダから洗濯物を取り込んでいたときだった。僕は53歳。妻は51歳。結婚して28年になる。子どもは二人。長男は社会人になって家を出た。次女は大学4年生で、来年から都内で働くことが...