リノベーション

千葉

潮風が運ぶ色を染める家|南房総・千倉の古民家で始めた植物染めの工房暮らし

東京のアトリエで二十年近く布を染めてきた植物染め作家の美緒は、いつからか、自分の仕事から季節が抜け落ちていることに気づいていた。朝、地下鉄に乗り、窓のない作業場で媒染液を温め、夕方になると同じ道を戻る。手元には桜色や若草色の布が重なっていく...
神奈川

東京の夜景より、朝の海を選んだ。都内の経営者夫婦が逗子・小坪の7,498万円のマンションへ移住するまで

東京の夜景は、仕事が終わっていないことを思い出させた。拓海と奈緒はともに45歳。拓海は小さなIT企業を経営し、奈緒はブランド企画の会社を営んでいる。港区の高層マンションは、取引先にも空港にも近く、二人の忙しい生活に合っていた。けれど窓の向こ...
東京

部屋を減らしたら、休日が広がった。50代夫婦が本駒込の52㎡へ住み替えた話

息子が家を出てから、使わない部屋が二つ残った。55歳の浩一は雑誌編集者、妻の由美は図書館司書。郊外の4LDKは子育てにはちょうどよかったが、二人暮らしになると掃除と手入れの時間ばかりが目立つようになった。休日の朝、由美が誰も使わない子ども部...
千葉

夜勤明けに「おかえり」が聞こえる。38歳の看護師が新浦安の築古マンションを選んだ理由

午前九時を少し回ったころ、真紀は新浦安駅の改札を抜けた。夜勤明けの身体には、朝の光が少しまぶしい。けれど、駅から家まで歩く時間が七分になってから、帰り道を長いと感じることはなくなった。真紀は38歳。浦安市内の病院で看護師として働き、小学四年...
東京

マンションなのに、家の中に階段がある。40代共働き夫婦が早稲田で選んだ戸建て感覚の住まい

生活音を気にする賃貸暮らしから、戸建て感覚のメゾネットへ。40代共働き夫婦が新宿区戸山・早稲田エリアで98㎡の中古マンションを選んだ理由を描く物語。
東京

最上階のリノベ物件で、自分の時間を取り戻す ── 大森北1丁目6,480万円と、ある編集者の決断

小林葉月が大森を選んだのは、偶然だった。渋谷の出版社に勤める葉月は42歳。独身。10年住んだ三軒茶屋の賃貸が値上がりし、更新のタイミングで「払い続けるか、買うか」を真剣に考えた。賃貸派のつもりだったが、計算すると「あと30年払い続けても、何...
東京

築60年は、個性だと思っている ── 杉並区和田の中古マンション5,480万円と、二人の選択

築60年という数字を聞いて、渡辺奈緒は引いた。でも内見した瞬間、考えが変わった。「なんか、好きな映画みたいな部屋だな、と思って」杉並区和田1丁目。新中野駅から歩いて7分。鉄筋コンクリート7階建ての4階。南向きの窓から午後の光が入ってくる。1...